活動性のチェック |
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体に何か異変があるとまず最初に活動性に変化が現れます。 健康な時には1日にどのくらいの運動をしますか。その時の表情はどうですか。動きに変わりはないですか。また睡眠は1日にどのくらい取っていますか。いつもより寝ている時間が長くないですか。気持ちよさそうに横になっていますか・・・・・。普段何気なく見ていることでもほんの少し視点を変えて観察してみて下さい。病気の前兆かもしれません。 |
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食欲のチェック |
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食欲があるかないかは、健康のバロメーターです。飼い主が最初に気づく変化かもしれません。 健康時にはどの位食べていますか。食べ方はどうですか。また食べるのに要する時間はどうですか・・・・・。
食欲の減退以外に他の症状を伴っていない場合には、1日様子を見てもいいと思われます。しかし、元気がない、熱がある、活動性が低下している、下痢や嘔吐がある、尿の異常などがある場合には、様々な病気が考えられます。
また、飲水量も大切なチェック項目の1つです。健康な犬は、1日に体重1kgにつき約50ccのお水を飲みます(維持量として)。糖尿病、腎不全などでは飲水量が増えます。 |
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便のチェック |
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便の色や硬さは食事によって多少違ってきます。健康時の便の硬さ、色、回数などを調べておいて下さい。いつもと同じ食事なのに色や硬さが違うときには要注意です。また、便の中に虫が混じっていないか便を処理するときには必ずチェックしてください。検便では判らない寄生虫もいます。 排便姿勢も気をつけてあげて下さい。何度も何度も排便姿勢を取っているのに便が出ていない時は、なるべく早く診察を受けた方がいいと思います。 |
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尿のチェック |
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健康時の尿の色、量、回数などをチェックしてください。 頻回の排尿は、病気の症状です。また排尿姿勢は取るのに尿が出ていない時は、なるべく早く診察を受けた方が良いでしょう。
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体重のチェック |
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食欲があるとなかなか病気だと思えないもの。しかし、食欲があるのに少しづつ痩せてきてしまう病気もあります。もちろん食欲がなければ体重は減少しますが、飼い主が体重が減ったと気づくのに実際には数日たっていることが多く、病気が慢性化してしまう可能性もあります。また、慢性病だと飼い主が体重の減少に全く気がつかないこともあります。
中年以降の体重のチェックはより重要となります。関節や筋肉の痛みによる運動量の減少により、摂取しているカロリーは変わらないのに体重が増加してしまう事があります。もちろん慢性疾患も多くなってきますから、体重の増減にはより注意が必要です。家庭でできる病気の早期発見には最も効果的かもしれません。
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6.その他のチェックポイント |
■皮膚のチェック |
皮膚の弾力、臭い、ふけ、かゆみの有無、脱毛の有無、腫瘤の有無など |
■眼のチェック |
眼ヤニ、涙、充血、眼を閉じている、かゆみの有無、角膜が濁っていないかなど |
■耳のチェック |
耳垢の有無、耳道の異常、かゆみの有無、臭いなど |
■口のチェック |
よだれ、歯茎の色、歯石の有無、臭い、腫瘤の有無など |
■歩き方のチェック |
跛行の有無、ふらつきの有無、痙攣の有無、関節の腫脹など |
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