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家庭犬のしつけ方のポイント |
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人と犬が一緒に楽しく快適にそして幸せに暮らすためには、犬を理解し、よい関係を築く事が大事です。
犬にわかりやすく、楽しいしつけ方を学んでみませんか?
人が犬の行動欲求を理解して満たしてあげる。そして犬にどうしていたらいいのかを教えてあげましょう。 |
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1、犬と暮らす。::犬の行動欲求を満たして問題行動を予防しよう。 |
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犬の行動欲求を満たしてあげる。犬を理解してその欲求を満たしてあげることで問題行動の予防になります。 |
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ポイント1:快適な生活空間 |
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いたずらして欲しくないものは置かない。電気のコードなど犬にとって危険なものは片付けるなど部屋の中をチェックして安全を確保しましょう。長時間の留守番をサークルの中でさせるならクレート(ハウス)やベッド、トイレをゆったり置ける広いスペースを用意してあげましょう。
・入って欲しくないところにはゲート。
・安心して休める寝床
・滑りにくい床材
・広めの留守番サークル
・温度管理
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ポイント2:適切な食事 |
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年齢に合わせて必要な栄養素が取れる物を選んであげてください。
子犬には食事の時間を使ってしつけの基本を教える事もできます。
・人の手から一粒ずつ与えて飼い主さんへの集中を高める。
・名前を呼びながらフードを与えて名前を好きにさせる。
・フードをコングに入れて与える。(時間をかけて食事が楽しめます。留守番の時などにも使えます) |
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ポイント3:エネルギーの発散 |
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走ったり、引っ張りっこ遊びをしたり運動欲求を満たしてあげましょう。小型犬でも大型犬でもエネルギーをしっかりと発散させてあげる事が大事です。それが出来ないと、いたずらや吠えなどの問題行動に繋がることもあります。犬の本能を満たすことも大事です。かじる欲求をしっかり満たしてあげましょう。適切な噛むおもちゃやガムを与えることで人の手に対する甘噛みや家具へのいたずらを予防することができます。
また、散歩では、匂いを嗅いだり、外の世界を楽しむ時間をとってあげましょう。 |
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ポイント4:社会との関わり |
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犬は、もともと仲間と暮らす社会性の高い動物です。家族の一員として迎えたら、しっかりとコミュニケーションをとって良い関係を築きましょう。子犬のうちから様々な人や犬、社会と触れ合う機会を作り、心の窓を広げておきましょう。生後4ヶ月までは、特に人間社会の様々な環境に慣れやすい時期です。この時に適切なふれあいをさせる事で将来社会性のある犬に育てる事ができます。 |
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ポイント5:健康管理 |
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犬が健康で長生きできるように心を配りましょう。毎日様子を観察して異常に早く気付いてあげること。獣医のもとで病気の予防や定期的な健康診断をしてもらいましょう。また、不妊、去勢手術を行うとマーキングなどの問題行動やホルモンに関係するいくつかの病気を予防することができます。ぜひ、動物病院に相談してみましょう。
*必ずやっておきたい健康管理
狂犬病予防接種
混合ワクチン
ダニ・ノミ予防
フィラリア症の予防
*さらに・・・
定期健康診断
不妊、去勢手術 |
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2、犬は、どんなふうに学ぶの?::「ほめてしつける」トレーニング |
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①ほめてしつけよう。 |
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家庭犬のしつけは、犬も飼い主も楽しみながら行いましょう。オススメする方法は、「褒めてしつける方法」犬が良い行動をした時にほめて教えていく方法なら、飼い主さんと何かをするのが楽しい、飼い主さんといると嬉しいという犬が育ちます。 |
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②犬はどう学ぶ? |
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ほめてしつけることを説明します。
例えば、犬が飼い主さんのところに来た時に優しくほめてもらえたり、美味しいフードがもらえたり、つまり、犬にとって良い事が起こると、飼い主のもとに来るというその行動が多くなります。
「良い行動をした時にほめて教えていく」これが理論に基づいた。「ほめてしつけるという方法です。」 |
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飼い主さんの元に来た |
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良いことが起こる |
・誉め言葉・フード
・おもちゃ・犬が好きなこと |
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また来よう |
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③どうやって褒める? |
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・「おりこう(褒め言葉)」を教える
ワンちゃん達と楽しくトレーニングする時に最初にやっておきたいこと。それは、ワンちゃんとの関係を作ることです。
飼い主さんが褒めた事を犬たちが嬉しいと受け取ってくれることです。それがとても重要です。ですから、飼い主が褒めたつもりになってはいけないということです。ですので、褒められた時にワンちゃんが嬉しいと思うために、「おりこう(褒め言葉)」の後に美味しいものがもらえたり、「おりこう」の言葉の後におもちゃを投げてもらえたり、褒め言葉の後に楽しいことが沢山あるということが大切です。
「おりこう(褒め言葉)」の後にワンちゃんの口に必ずご褒美が入る。
ということをまずは、何回か繰り返しやってみましょう。日常的にやって行けば犬は、理解すると思います。
・「誘導する」誘導でワンちゃんを動かしてみる。
ご褒美をワンちゃんの鼻先に持っていった時に、くっついてくる。これを「誘導する」と呼びます。
ワンちゃん達の鼻先をちょっと上の方に向けるとおしりが落ち「おすわり」することができます。
ワンちゃん達の鼻先を下げると「伏せる」事ができます。
ワンちゃん達の鼻先を廻すと「まわる」事ができます。
簡単に教えることができます。
*ご褒美は大きいとお腹一杯になってしまいます。ちぎったりしてちいさくして使いましょう。また、いつものドライフードを使うことをお勧めします。 |
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④「名前」を教えよう。 |
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名前を呼んだ後に手からご褒美を与えると名前を覚えます。 |
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⑤「おすわり」を教えよう |
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段階を踏んで「おすわり」を教えていきます。
いつでもどこでもできるようにしましょう。 |
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⑥「伏せ」を教えよう |
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⑦「おいで」を教えよう |
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3、生活に役立つしつけ |
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・体を触られることを好きにさせよう
・ブラッシング、爪切り、洋服を着ることに慣らそう
・リラックス・自分から落ち着ける犬にしよう
・クレート(ハウス)トレーニング・災害時に役立ちます
・お散歩トレーニング
・引っ張り防止道具
・トイレトレーニング |
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クレートトレーニング |
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クレートトレーニングとは、犬の祖先であるオオカミの住処である洞穴をクレート(ケージなど)にみたて、そこを安心して休める場所としてならしておく事です。犬のプライバシーを守るため扉付きのケージを使うことをお勧めします。 |
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クレートは安心できる場所であること |
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クレートは犬が睡眠をとったり、休息をとったり、時にはお気に入りのおもちゃを持ち込んで遊んだり、嫌なことから逃げるための場所です。決してこらしめるために犬を閉じこめたり、家族から隔離するために使用する場所ではありません。
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クレートの場所は? |
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家族みんなのいる部屋の隅で、中が丸見えにならないようにしてあげます。お気に入りのマットやタオルを敷いてあげたり、より居心地がいい場所になるよう工夫します。
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クレートに慣らす |
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クレートに良いイメージを持たせます。クレートの中で食事を与えたり、中におもちゃを投げ入れたりして楽しく遊んでください。犬が進んで入ったら「ハウス」と言って、すかさず褒めてあげましょう。慣れてきたら少しずつクレートにいる時間を延ばしていきます。食事や噛むおもちゃなどをクレートに入れ、夢中で遊んでいるときに少しの間ドアを閉めてみます。ただしこの間必ずそばにいて、犬が隔離されたという印象を持たせないようにします。少しずつクレートに慣らし、夜はこの中で休ませるようにしましょう。この際も隔離されているという印象を持たせないために、飼い主のベットの側にクレートを置きます。
普段は入り口は開けておき、自由に出入りできるようにします。 |
クレートの応用 |
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クレートの中が、犬にとって安心して休め、快適な場所であるならば、犬に負担をかけずにいろいろなところで利用することができます。例えば、お留守番。短時間のお出かけならば、クレートの中で安心して待っている事ができるようになります。また、移動の際や旅行先で寝るときにも犬はいつものクレートで安心して休む事ができます。また、乗り物や部屋を汚す心配もありません。飛行機にもクレートに入れて乗せることができます。
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グルーミング |
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ブラッシング、シャンプー、ドライヤー、トリミング、耳・爪のお手入れ等、犬のお手入れのすべてをグルーミングといいます。 グルーミングは愛犬を清潔に保つと同時に、飼い主と愛犬のコミュニケーションの場になります。普段から愛犬の身体に触れるよう習慣をつけておけば、
愛犬の身体の異常をより早く発見してあげることができ、身体中を触れるようにしておくことで、犬との関係づくりにも役立ちます。毎日10分でもいいので習慣をつけて愛犬とのコミュニケーションをはかりましょう。
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